飲食店を経営して学んだ事/実体験「開業にあたって」

FoodBarを経営

独立して5年

今でも..いや、今だから

開業時の事を振り返ると

やり直したい事だらけ

 

これから開業を考えている方

まだ迷っている方

に 実体験を通して何か伝われば

と思います

 

とりあえず 「店を出そう」と決めたら..

 


○開業地を探す

 1.  立地条件

 

1 -1 絶対数の高い地域

 

これは単純に人の流れが見込めるからです

 

1 -2 自身の人脈を生かせる場所

 

独立する以前に勤めていた場所の近くや

身近な人が集まる地域など 自身の人脈や経験を生かせる場所で集客を見込む

 

2. 大家さんに相談

 

2 -1 大家さんに相談

 

借りたい店舗が決まったら

大家さんの立会いのもと内見

 

2 -2  仲介屋さんに相談

 

大家さんが契約している3社から選択

 

2 -3 契約

 

仲介(不動産)に行くのが先の場合もあるようです

       

○開業資金の用意

 

1. 自身の預金

 

現実的に預金0からスタートは難しいと思います

借り入れを考えているとしても 開業にあたって預金0 という人に 金融機関はお金を貸してくれません

最低でも開業資金の20〜30%は預金が必要だと思います

 

開業資金 + 半年分の運営費

 

ぐらいの預金で始めるのが理想的ではないでしょうか

 

 2. 借り入れ

 

金利の低い「日本政策金融公庫」がおすすめ

 

開業する地域の「商工会」や「商工会議所」

などに相談すると紹介してもらえます

 

銀行などの金融機関から借り入れする方も

 

金利や返済方法など 見比べてみるのもいいかもしれません

 

3. 国、県の補助金

 

補助金には 「新規開業者向け」「空き店舗」

などいろんな種類があります

 

「市役所」や「商工会議所」などに

問い合わせてみると良いでしょう

 

ちなみに私は

「新規開業」の補助金を受けて

開業資金の役40%、200万円が帰ってきました

 

○業者さんの手配

 

内装工事をしてもらう業者さんを集めます

 

       大工さん

       左官さん

       水道設備屋さん

       ガス屋さん

       電気やさん

       クロス屋さん

 

私の場合

大工さんしか知り合いがいなかったため

大工さんにお任せして全て集めてもらいました

..が

これが大失敗(汗

 

まず予算報告、内装希望を伝えて始めてもらいましたが

 

出来てみたら希望は伝わってない

予算は大幅にオーバー

 

中には丁寧に打ち合わせを繰り返して

親身になってくれる業者さんも

 

(あっ..思い出したら 感情が思わず出てしまいました

この件はいつか別でご説明できたら  と )

 

結局なにを伝えたいかというと

 

業者さんは自分で一軒一軒あたって 自分の納得のいく仕事をしてくれそうなかたに依頼しましょう

 

ということです

 

 

○工事開始

 

ご近所さんへの挨拶

 

工事中はどうしても騒音が出たり

ペンキなどの悪臭が出たり

何かとご近所さんにはご迷惑をかけることになります

「工事前」「オープン前」は

必ず近隣への挨拶にまわりましょう

 

(開業に関わらず常識ですね)

 

粗品の準備

 

1. 工事前用

 

工事前の近隣の挨拶に

ちょっとした粗品を持っていきます

 

2. オープン前用

 

オープン時には沢山のお客様が来店されると思います

「今後とも宜しくお願いします」の想いを粗品にするといいですね

 

お店のネームや名刺などを添えると

宣伝効果にも繋がります

 

3. オープン後用

 

オープン時には日頃お世話になっている方や

同業者の方 業者さんなどから沢山のお祝いをいただきます

 

お祝いをいただいた方用に

必ずお礼の品を用意しておきましょう

 

(これも常識ですね)

 

○設備品の準備

 

1. 厨房

     

1 -1 ガスコンロ  換気扇

 

ガス屋さんで新品購入

 

中古で購入することも出来ます

 

いずれにしても金額によっては減価償却費がかかります

 

 

1 -2  シンク《保健所で定められているサイズ》

 

中古業務用機器を扱っている店舗にて直接購入

 

飲食店で使用されるシンクには

保健所でサイズなどが定められています

 

購入する際は必ず確認しましょう

保健所で確認する方法が一番だと思いますが

設備屋さんによっては飲食店開業に関わっていて詳しかったりします

設備屋さんに聞くことで設置がスムーズに進むこともあります

 

 1 -3 冷蔵庫・冷凍庫・製氷機

 

リース会社にて6年契約(月々役1.6万円)

 

中古で購入する方法もありますが

減価償却費がかかる

メンテナンスが受けられない

などのデメリットもあるので

よく検討して購入しましょう

 

2.  ホール

 

2 -1  カウンター

 

カウンターは大工さんに依頼して

元々あった食べ物屋さん用に作られた

低いカウンターを

Barに適した高めの物に作り直してもらいました

 

おそらく いちから作り直したら

3倍の値段がかかったのでは

 

2 -2  テーブル・椅子

 

家具屋さんで新品を購入

 

2 -3  エアコン

 

電気工事をしてくれた電気屋さんに依頼して購入

専門家じゃないので詳しいことは分かりませんが

動力のエアコンを付けるのがおすすめ

購入額は少し高額にはなりますが

電気代が安い

故障が少ない

長い目で見て

おすすめです

 

○備品の準備

      

1.  鍋類、調理器具

       器類

       グラス類

       箸、スプーン、フォーク、など

 

ほとんどの物を通販で購入

       

○保健所への開業連絡、手続き

 

1.  視察確認

 

保健所の係りの方に店に来てもらい

店内をチェックしてもらいます

 

お客様専用の手洗い場があるか

手拭きペーパーは備えてあるか

厨房への出入りは手動ではないか

店内への入り口は半自動になっているか

シンクは2層以上で手洗い場が別にあるか

など

飲食店を営業するためにはいくつかの

保健所のチェックをクリアしなければなりません

 

2.  チェックが入った場合手直し

 

チェックが入った場合は

業者さんに再度依頼し手直ししてもらいます

 

3.  店内の設計図が必要

 

保健所に提出する書類に

設計図が含まれます

 

工事前にも必要なので最初に用意していたほうがいいかもしれません

 

自分で作れない時は

設計事務所など

専門家に相談してみましょう

 

4.  衛生管理者の講習(通常1日)(調理師免許取得者は免除)

 

飲食店を営業するには

1店舗に1人以上の衛生管理者が必須です

 

5.  衛生管理者証、営業許可証の受け取り

 

○消防署のチェック


○食材の仕入れ仕込み

 

○ドリンク類の仕入れ(配達可能な酒屋さん)

 

○アルバイト募集広告(ハローワーク)

 

○グランドオープン広告

    

1.  印刷会社への依頼

2.  新聞社への依頼

 


○開業届けの手続き(税務署)

 

○夜間営業許可証の提出(警察署)

 

 24時以降の営業は夜間営業許可証が必要

 店内の設計図、電気の明るさの記入が必要(電気屋さんに依頼)

 

○プレオープン(2日間)

1.   1日目業者さんなど準備に関わってくれた方々

2.   2日目家族友人など

 


○グランドオープン

 

 

場所探しから

オープンまで

この間 役2ヶ月

やるべき事は沢山ありますが

全ては自分の夢を叶えるため

自分の目標を達成するため

「気持ち」と「お金」

の準備さえ出来ていれば

後は周りが自然と動いてくれます

どんどん進んでいきます

2ヶ月なんて

あっという間です

 

失敗したらまたやり直せばいいんです

その時は

また違う目標が見えてくるはず